比叡山の地図作成を開始
プロジェクトの内容
わが町・坂本は、古くから比叡山延暦寺および日吉大社の門前町として栄えてきました。他にも西教寺や飯室谷など、名所旧跡の多くが、この町には存在しています。今回作成した案内図は、地番を基礎とした「総合案内図」です。
作成にあたって、以下の点に重きを置きました。
- GPSの軌跡(ログ)を収集するのは、全て徒歩。→ 精度を向上させる
- 収集したログデータは、ひとつ残らず地図に落とし込む。→ 詳細な地図に仕上げる
- 広く名の知れた場所ではないが、地域財産として価値のある地点は写真を掲載する。→ 資料価値を高める
全ての作業は、”これまでにないものを作ろう”という思いに根ざしています。
完成した案内図
足かけ3年。2014年7月に完成しました。
完成した案内図は、比叡山延暦寺や坂本観光協会、毘沙門堂門跡、律院叡南阿闍梨等に贈呈。今までに見たこともない案内図として、大好評を得る結果となりました。
これまでにも、それらの名所旧跡を含んだ案内図はありましたが、地番に裏付けされたものではなく、資料としての価値は高くなかったように思います。
今回のプロジェクトでは、当社が日頃から業務提携を組んでいる土地家屋調査士を中心に進めていきました。
GPS測量に加え、地番を根拠に地図化するという手法は、資料的価値を最大限に高めるものだと考えています。
プロジェクトの概要
対象地区名 | 比叡山エリア |
場所 | 滋賀県大津市 |
作成期間 | 2011年〜2014年 |
使用した機材など | GPS測量 |