2025年5月8日、地上レーザ測量に関する社内勉強会を実施しました。
これまで弊社で観測してきた手法やデータを社内で共有し、より活発な利用を目的として行いました。
社内の2グループにそれぞれ1回ずつ行う予定で、今回は1回目です。
〇講義 計測方法の基本や過去の事例まで
地上レーザ測量のいくつかある計測手法を紹介したり、点群データの合成・編集、図面作成や過去の事例にまで講義形式で研修しました。
研修の途中途中で『機械を据えた点から実際に使える点群は何mほどか?』『スフィアのサイズは規定で定まっているのか?』など質問があり、理解を深める充実した時間となりました。
〇実地演習 実際に機材を使用して測定
屋外に出て実際に地上レーザ測量機器を使用し、周辺の地形や構造物の計測を行いました。受講していただいた方々みな現場作業は何度か経験はあり、機材の取り扱いに苦労はありませんでしたが、改めて操作方法や観測時に注意することを確認することができました。

〇3D計測データの合成・編集 図面作成に至るまで
実地演習で観測したデータを用いて、データの合成方法や編集、そこから図面作成に至るまでを一通り説明しました。
機械の性能が上がり、現場作業が楽になってきている分、実はここが一番大事なところです。出来上がってくるデータが精巧であるため、『測量成果としてどれほどの精度が担保できているのか』を理解していないと見分けがつかなくなります。現実世界のように出来上がってくるデータをどう扱っていくのか、検証できる力を養う必要があります。
過去に弊社では、社外の方が3日間ほど来社され、点群データの編集や点群データを用いたわかりやすい作業手順書の作成、シミュレーション動画の作成など一通りお伝えして、その後の業務に活用された経験があります。
ご興味ある方は、ぜひお問い合わせください!